CASE STUDY

導入企業インタビュー1

通信が高速で安定しているのはもちろん、大手の取引先でも採用されており、サポート対応もしっかりしているので、安心して利用できると考えました。

株式会社なゆたネット様
株式会社なゆたネット

映像コンテンツのエンコードサービスを中心に動画配信関連事業を展開する株式会社なゆたネット(以下、なゆたネット)では、見逃し配信用の番組コンテンツなどを動画配信サイトへ送信するためDIRECT! EXTREMEを活用している。導入の経緯と成果について、詳しく伺った。

株式会社なゆたネット
なゆたネットについて
熟練の技術者と豊富な機材インフラをベースに、常に顧客視点にたった動画配信関連事業を展開。テレビ局や配給元といったコンテンツホルダーをはじめ、動画配信サイトを展開する企業などの顧客に対して、映像フォーマットを変換する「エンコード」サービスを軸に、各種テープ素材をデジタル化する「デジタイズ」サービス、保管料無料の「データ保管」サービス、映像フォーマットの変換に加えて文字情報や画像の加工・納品までの処理をワンストップで提供する「コンテンツ運用」サービス、ライブ配信の運用および品質チェックを行う「ライブ配信運用」サービスなどを提供している。
利用状況

エンコードした映像コンテンツを納品するためにDIRECT! EXTREMEを利用

DIRECT! EXTREMEの利用状況について教えてください。

当社では、2018年にDIRECT! EXTREMEの利用を開始しました。主にエンコードした映像コンテンツを国内の動画配信サービス会社に納品するために利用していますが、そのほか、海外への映像コンテンツの送信や映像コンテンツに関する素材データを受け取る際にも利用しています。

どのような映像コンテンツを送信しているのでしょうか。

昨今は見逃し配信サービス向けのテレビ番組や映画作品などの取り扱いが急増しています。そのため、放映直後、速やかにコンテンツを納品する必要があるので、DIRECT! EXTREMEのような高速ファイル転送環境は、当社にとって不可欠です。

送信データの容量や月間の送信量、利用頻度などを教えてください。

データの容量は10GBから100GBぐらいまで、コンテンツやエンコードの種類、番組の尺によって変わります。送信量に関してはその時々によって変わりますが、現在契約している月間16TBの転送容量を超えてしまうことも珍しくありません。

利用頻度に関しては、各スタッフが案件ごとに随時利用していますので、時期や時間帯にもよりますが、多いときだと3~4名が並行して利用しているときもあるかと思います。

導入効果

ファイルを安全かつスムーズに受け取るための仕組みを導入

DIRECT! EXTREMEの使い勝手はいかがでしょうか。

ファイルの送信に関して、操作がシンプルで通信も高速、かつ通信エラーなどもほとんど発生しないので、とても便利に使っています。以前FTPでやり取りをしていたときと比べて、送信時間は半分から3分の1に短縮されました。

受信に関しては取引先にヒアリング調査などをしているわけではないのですが、特に使い勝手が悪いとか、受信の際にトラブルが発生しているという話は聞いておらず、FTPを使ってファイルを送信していた頃と比べて、高速でダウンロードできるようになったと概ね好評です。

機能面では、ファイルをアップロードしてから30日後に自動で削除される機能や、リソースを設定して受信先を指定できる機能などが便利だと感じています。

株式会社なゆたネット 取締役 兼 営業部部長 池上 尚希氏
株式会社なゆたネット 取締役 兼 営業部部長 池上 尚希氏

具体的に、どのようなところが便利だと感じているのでしょうか。

自動削除機能に関しては、当社の場合、1つのコンテンツを複数の宛先に送信することが多いのですが、サーバーのディスク容量の問題から、FTPを利用していたときはすべての受信先がファイルをダウンロードしたことを確認して、サーバーからファイルを削除していました。

DIRECT! EXTREMEの場合はディスク容量を気にする必要はないのですが、ファイルを残しておくのはセキュリティー面で問題がありますので、自動で削除されるのは手間がかからず助かります。

また、リソースに関して、当社では番組タイトルごとにリソースを設定して、あらかじめ受信先を指定しておきます。宛先は多いときで15社におよぶこともあるのですが、そのような設定をしておけば、連続作品を毎週送信する場合でも、都度、受信先を指定する必要がなくなり、リソース宛に送信するだけで済みます。宛先の指定ミスや漏れなども自然と防ぐことができるので、とても便利です。

そのほか、DIRECT! EXTREMEの導入効果などがあれば教えてください。

DIRECT! EXTREMEを導入したことで、それまで利用していたファイル転送用FTPサーバーに関する保守運用やトラブル対応から解放されました。

また、FTPサーバーを社内に設置していたため、ファイルの送信直後、FTPサーバーに外部からのアクセスが集中して、社内ネットワークやインターネットアクセス回線の帯域を圧迫することもありました。そのような状況が長時間続くと業務全般に影響するリスクもありましたが、そのような懸念も解消されました。

導入経緯

できるだけ早くコンテンツを納品できるよう高速ファイル転送サービスを検討

DIRECT! EXTREMEを導入した経緯を教えてください。

2010年代からさまざまな見逃し配信サービスが提供されるようになり、エンコードサービスなどの利用が急増するとともに、放映後、できるだけ早くコンテンツを納品してほしいという要望も高まってきました。自社で高速なファイル転送環境を構築・運用するのは限界があるので、専用サービスの導入を検討することになりました。

株式会社なゆたネット
株式会社なゆたネット 営業部 営業1課 課長 西田 将幸氏

高速ファイル転送サービスの導入を検討したときの比較要件などがあれば教えてください。

いずれも基本的な項目となりますが、次の要件を基本に複数の高速ファイル転送サービスを比較検討しました。

  • 大容量ファイルを高速に送受信できること
  • 自社での構築・運用が不要なこと(クラウドサービス)
  • コストパフォーマンス
  • 通信の安定性と信頼性
  • サポート対応
選定理由

実際に試用した上で、通信速度や信頼性、安定性などを確認

DIRECT! EXTREMEを導入した理由を教えてください。

DIRECT! EXTREMEは取引先が利用していたことから候補として導入を検討したのですが、同取引先が大手で信頼できる企業であったことから、サービスの信頼性が高く安心して利用できると考えました。

ほかのサービスとの比較という点では、ネームバリューの高いサービスは利用コストが高いにもかかわらず、利用企業や頻度が高いためか通信が安定しないという点がネックとなり、導入を見送りました。DIRECT! EXTREMEは実際に1週間ほど試用してみて、曜日や時間帯に関係なく、大幅な遅延なども発生せず安定的に利用できることを確認しました。

また、DIRECT! EXTREMEよりもコストパフォーマンスの高いサービスもあったのですが、海外ベンダーが提供するサービスでサポート対応に不安があり導入を見送りました。DIRECT! EXTREMEは国内ベンダーが開発・運営するサービスなので安心感があり、日本ワムネットの対応は迅速かつ丁寧で信頼できるものでした。

そのほかDIRECT! EXTREMEについては、管理画面の使い勝手の良さや通信速度の制限などが設けられていないことなども鑑みて導入を決めました。

株式会社なゆたネット
株式会社なゆたネット 制作技術部 主任 成田 隆明氏
日本ワムネットへの評価

今後、「ゲストURL機能」の利用も検討

今後の展開予定があれば教えてください。

高速にファイルを送受信するためには受信側でも専用アプリケーションの導入が必要なため、テンポラリーな取引先とファイルをやり取りする場合にDIRECT! EXTREMEは基本的に利用していないのですが、新たに「ゲストURL機能」によって相手先と簡単に高速ファイル送信を行うことができるようになったので、同機能の活用も検討していきたいと考えています。

最後に、日本ワムネットへの要望や期待があれば教えてください。

日本ワムネットは導入検討の段階から、丁寧に対応していただき、気軽に相談にも乗ってくれたので、納得するまで導入を検討できました。また、導入後も当社の要望を積極的にくみ取り、柔軟かつきめ細かな対応をしてもらえるので感謝しています。今後も、信頼性やコストパフォーマンスの高いサービスの継続に期待しています。

取材日時 2021年12月

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