1.独自UDPプロトコル※とは
海外との長距離通信はたとえ高速な帯域を持っていたとしても実行速度が遅くなってしまいます。通常のファイル転送ではTCPが使われていますが、TCPではかなり細かいパケットに分けて通信しています。この際、TCPは「今からファイル送るよ」「OK受け取るよ」と、送受信の際にデータ通信以外にも大量に通信が走っており、これが遅延の原因となります。
例えば100Mを送るだけでも余計な通信が数万回発生するため、ファイル容量が大きくなればなるほど、どんどん遅延していく。これがファイル遅延の大きな原因となっています。それに対して、UDPは余計な通信が発生しません。そのため、高速に転送が可能となりますが、反面、UDPはプロトコル上で確実性に欠けると言われています。
超高速通信を可能にするテクノロジー
UDPとTCPの比較表
DIRECT! EXTREMEの独自UDPではUDPの問題である確実性を補完する為の独自の技術が使われています。これによりファイルの同一性を担保したまま、高速ファイル転送が可能となっています。
さらに、送るファイルの大きさを自動でコントロールし、最も早くファイル転送可能なファイルサイズに自動で調節して転送します。この2つの技術により、同一性を担保したUDP送信が可能となり、さらにファイルサイズの自動調節によって、通常のUDPよりもさらに早く転送可能となっています。だから、DIRECT! EXTREMEのテクノロジー※は距離による速度低下の影響を受けません。DIRECT! EXTREMEはカンタン、手軽なステップで、お客様の通信環境に応じて最も効率的な送信手順を自動判別し高速なファイル転送を実現します。